週に何度も足を運びたい!リーズナブル、でも素材にこだわるイタリアンカジュアルの店

イタリア語で「居酒屋」を意味する「Osteria/オステリア」 。前菜からメインコースまですべてというのではなく、アペタイザーとワイン、ピザ又はパスタとワインなど、気軽に食事とドリンクが楽しめる場所だ。そんな カジュアルイタリアンスポット「Osteria Cotta」がニューヨーク自然史博物館の直ぐ近くにオープンした。

店に入ると真正面に堂々とカウンターが鎮座する。そして、カウンターの上や壁いっぱいに並べられたワインの空き瓶 。気軽さが自慢のこの店のワインの種類は、赤、ロゼ、白で25種類。値段は、グラスで$8から$15となっており、リーズナブルでいろいろ試したくなる。 そんなワインのお供にもってこいの小皿料理やブルスケッタなども豊富に取り揃えられている。

1階には、少し高くなったテーブルと椅子が並ぶ。軽くアペタイザーと飲み物を楽しむのにちょうどいい。2階は、バラエティー豊かなレイアウト。ソファーを 置いたラグジュアリーな空間や個室、カップルに最適なこじんまりした席、上から店を見下ろせるカウンターなど好みに合わせた場所を選べる。

テーブルの上や壁に掛けられたキャンドルの灯りが温かい。お洒落だが力の入りすぎていない雰囲気はとても心地よい。子ども連れのファミリーからカップル。それぞれの好みに合わせて、空間や料理、ワインを楽しめるのでお客様の層が老若男女と幅広いのも納得。

店の奥はオープンキッチンになっていて、シェフたちの手際の良い調理の様子を眺めることができるのも楽しい。スタッフはすべて20代。若さとエネルギーに溢れているが、細やかさも忘れない接待を心がけている。ほとんど毎日満席だというのも頷ける。

エグゼクティブシェフのクラフト氏も26歳と若く、やる気とクリエイティビティーに溢れている。シンプルさを大事にしたいと語る彼。素材のよさを大切にし、トマト、チーズなど材料そのものの味を引き出すことに重点を置く。

素朴で飾りすぎない。しかし、質の良いものをリーズナブルに提供したいというシェフの思いは、メニューの値段設定にも表れている。自慢のボンゴレスパゲ ティー「LINGUINE ALLE VONGOLE」は、13ドル。しっかり味付けされているが濃すぎない。アルデンテで調理されてパスタに貝のうま み、そしてチェリートマトの自然な甘さがアクセントになっている。特設された窯で熱々に焼かれたピザも10ドル代。適度な厚みを持つ生地はクリスピー感も 保たれ、家族や友だちとお喋りしながらシェアすれば、美味しさも一層だろう。

また、早朝6時からコーヒー、ペーストリーセクションをオープン。ここのコーヒーはなんとイーストビレッジのコーヒー・ストリート・ベンダーでおなじみの 「Mud Coffee」。WI-HIも自由に使えるので、パソコン持参で静かなアッパーウエストでの朝のひと時を過ごすのもいいのでは。

いろいろな用途で楽しめるこのオステリア、知っておくととても重宝するレストランになること間違いなし!


Osteria Cotta

513 Colombus Ave,New York, NY 10024

Phone: 212- 873-8500
www.cottanyc.com