ニューヨークで人気のベトナムサンドウィッチやヌードルを提供するシェフ、マイケル・バオ・ウィン氏。今回、同じく数多くのアジアレストランを所有するチャイ氏、エース氏と注目度抜群なチームを組んでミッドタウン・イーストに南アジア料理レストランをオープンさせた。
南アジア料理レストランといえば大衆食堂のような活気ある店内を想像しがちだが、「OBAO」はひと味違う。一歩足を踏み入れると、オープンキッチンと木を基調としたインテリアのモダンでおしゃれな空間が広がる。奥に設けられたもう一つのダイニングルーム。ガラス張りの天井からは日中は光が差し込み、夜はムード感ばっちり。ゆっくり食事が楽しめるテーブル席が広がっている。
メニューはベトナムやタイ料理を融合させたもので、おすすめはなんといってもコシのある細麺と旨味が抜群にからみ合うPad Thai。通常のレストランでは乾燥麺が主流だが、OBAOでは生麺を使用。値段は2倍ほど高くなるが、それでも生麺ならではのコシのある食感を味わって欲しいというマイケル氏のこだわりがこの麺を選んだ一番の理由。また噛むごとに旨味が感じられる秘密は、レッドスナッパー(鯛の一種)を塩漬けし、細かく刻んだものが入っているから。
また、秘伝のソースでマリネされたチキンを焼いた「Spicy Bangkok Chicken」は、アクセントとしてアンチョビが入った甘辛ソースをつけていただく。ボリューム満点のサイズ。でもお肉はとても柔らかいので、躊躇せずにダイナミックにかぶりついて欲しい。
また是非試して欲しいドリンクが、自家製の梅干しをガムシロップ、砂糖、ソーダで割った「Reserved Plum Soda」。懐かしい梅キャンディーの味が楽しめるオススメのほっこりドリンクである。
場所もミッドタウンということもあり、気軽に入れるランチスポットとしても、またアフターワークのディナースポットしても、幅広く利用できるレストランだ。
OBAO
222 E 53rd St,
New York, NY 10022
(between 2nd & 3rd Aves)
Phone: 212-308-5588