ノリーターに登場!アメリカ大陸をフィーチャーしたレストラン「The Pan American」

ブティックやレストランがひしめき合うノリータに、北米と南米料理のコンビネーションでアメリカ大陸全体のメニューを提供することをコンセプトにした「The Pan American」がオープンした。

レストランに一歩足を踏み入れると、熱帯森林を思わせる緑色の内装が広がる。ビビッドカラーの椅子、白を基調にしたテーブルはどこかレトロで印象的。ラスティックなレストランが多いこのエリアには珍しく、ノリータにいることを忘れてしまう。

オーナーのフェルナンドさんはキューバ系アメリカ人。ラテン料理とアメリカ料理の両方を食べて育った彼にとって、どちらも故郷の味。それぞれ食材や味の違いがあるにしても、それぞれの良さを理解している。

「オーセンティックな味をキープしながら、食材や調理法を少しアレンジすることで、味がより引き立ったり、ヘルシーな仕上がりにしたりする事ができます」と語るフェルナンド氏。

メキシコ料理の代表的アペタイザーと言えば、アボガド、タマネギ、トマトを石臼ですりつぶして作る「ワカモレ」。アメリカ料理としても市民権を得ているこの一品は、人気のメニュー。オーダーが入ってから作るのでとてもフレッシュ。

ペルーを代表する生魚の酢漬け「セビッチェ」。魚はアトランティックサーモンを使用。セビッチェならではの酸味に加えて、オレンジの甘み、そして唐辛子のピリリとした辛さ。この味のハーモニーに、梨のような食感が特徴の「ヒカマ」というメキシコの根野菜が加わる。千切りでシャキシャキとした食感が好印象。インパクトのあるアペタイザーに仕上げられている。

人気のメインはなんといっても、アメリカ南部地方の代表料理「Arroz con Pollo Frito」。日本語に訳すと「鳥の唐揚げとご飯」。バターミルクの衣で揚げた、骨付きフライドチキンに、南米で食される味付け炊き込みご飯がついてくる。衣はカリッと、お肉はジューシ。人気の一品というのは納得。

人種のるつぼニューヨーク。食べ物も同じように、いろいろな国の食事が混ざり合い、それらがレストランのメニューを作り上げる。まさに、ニューヨークらしさが表現された新レストランだ。

 



The Pan American

202 Mott Street
New York, NY 10012
Phone: 212-925-9225

http://www.thepanamnyc.com./