キムチとタコスが合体した、新しいスタイルのB級グルメが登場「Kimchi Taco Truck」

ニューヨークで、ここ数年人気を集めているフードドラック。ランチ時間になると、行列のできるフードトラックや、ワッフル、カップケーキとスィーツトラックも登場し、バラエティーも豊富になり、利用者も急上昇。そしてこのたび、韓国料理を新しい形で紹介するフードドラック「キムチ・タコ・トラック」が新しく登場した。

オーナーのフィリップ氏は、コーネル大学のホスピタリティー科を卒業後、マンハッタンの有名レストランで働き、新規レストランを数億円を稼ぎ出すビジネスへと発展させた。韓国系アメリカ人のフィリップ氏は、韓国料理をいろんな人に食べ親しんでもらいたいと考え、新しい飲食店のスタートを企画した。近年のフードトラックの人気に目をつけ、レストランを持つよりもリスクの少ないこのスタイルでビジネスをはじめることを考えた。

フィリップ氏の考えた料理のコンセプトを実際のメニューに作り上げていくのはエグゼクティブシェフのリー氏。韓国料理は家族から、そして西洋料理の基礎はマンハッタンの料理学校で学ぶ。デイビッド・チェン、アニータ・ローなどの有名シェフのレストランで働き、このプロジェクトを任せるに十分な経歴を持つ。

6ヶ月間をかけて、味の調整を続け、納得のいくキムチとバーベキューのレシピを完成させた。「最も大変だったことは、二つを混ぜ合わせたときの味のバランス」と語るフィリップ氏。韓国料理のフレーバーに、西洋料理の調理方法を融合させ、メニューが完成した。

トラックの名前の通り、メニューのタコスの具材として韓国料理が使われている。そのままのキムチ、または炒めたものが、どのタコスにものせられる。リー氏のおばあさんのレシピを基に作られたこのキムチに使用する赤唐辛子は、はるばる韓国から輸入するこだわりだ。バーべキューのトッピングは、牛肉、豚肉、鶏肉の3種類。肉はどれもフルーツの入ったスペシャルソースに漬け込んである。食欲をそそる味付けと甘さが織り成すハーモニーはたまらない。

タコスに加えてアイテムに並ぶのは、キムチーズステーキ、フラッフル・キムチ・タコスなど。またフィラデルフィアのフィリーチーズステーキからアイデアを得た、キムチーズ・ステーキサンドイッチは、とろけたチーズとキムチがマッチして、思いがけない驚きの味を作りだしている。将来的には、キムチラーメン、キムチ・グリル・チーズ、キムチ・マック&チーズを提供する予定。

フードトラックは、常に同じ位置にいることが難しいので、ミッドタウンやダウンタウンを中心にロケーションを代えて販売している。もちろん、その日の位置は、ツイッターでフォローしておけば、正確に知ることができる。春には、パークスロープにお店をオープン予定。その後、アッパーウエスト、イーストサイドにもお店をオープンする予定。まずはトラックを“フォロー“してみることから初めよう。

 


Kimchi Taco Truck

www.KimchiTacoTruck.com
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