ベジタブルオンリーのインド料理レストランの2号店がアッパーウエストサイドに!「SARAVANAABHAVAN」

マンハッタン、マーレーヒルにあるインド料理激戦区、通称「カリーヒル」で人気のインド料理レストラン「SARAVANAA BHAVAN」がマンハッタンの最も高級なエリアの一つアッパーウエストサイドに2号店をオープン。

ロケーションはストリート両サイドにお洒落なオープンテラスのレストランが立ち並ぶ一角。

高級住宅地であるアッパーウエストサイドには、健康への意識の高いニューヨーカーが多く住んでいるが、このエリアにはインド料理レストランはあってもベジタリアン向けの店がなかった事がオープンのきっかけだという。

メニューは、お馴染みのカレーやナン、そして各種アペタイザーなど。外せないのは南インドでは定番料理の「Dosa 」と呼ばれる薄焼きクレープのような一品。35種類もあるメニューの中でも最もポピュラーなのは「Masala Dosa」。そのテーブルからはみ出すほどの大きさにびっくりさせられる。

Dosaはレンズ豆と米粉を使って発酵させ、クレープの様に薄く焼いたもの。両面に塗られたマーガリンの塩気が生地本来の甘みを引き立てている。そんな本場のDosaをまずは何もつけずに味わってほしい。

その後はお好みで、添えられたポテトのサブジ(サブジとは野菜の炒め煮)やチャツネ、サンバールなどを付けて頂く。チャツネは、ココナッツ、果物や野菜をペースト状にした色鮮やかなソースが3種。サンバールは生豆と季節の野菜を煮込んだスープ。これらを交互につける事で味の変化を楽しめ、あっという間にテーブルからはみだしていたDosaも完食できてしまう!

自慢のベジタリアンカレーはカレーだけで20種類。ライスがついて全品11.50ドルというリーズナブルで分かり易い価格設定だ。ほうれん草と焼いたカッテージチーズが入った「Palak Paneer」。柔らかでありながら弾力をもつカッテージチーズの食感。それを引き立てる様に計算された野菜達。舌を刺激するスパイスから感じる味の奥行き。完璧な食感と味のバランスだ。

宗教上お肉を食べない人達以外にも、健康志向のベジタリアンも増加しているニューヨーク。ベジタリアン向けの料理は味気ないと思われがちだが、味にシビアなニューヨーカーにはそれでは受け入れてもらえない。いろいろな野菜とスパイスをたくみに使いこなし、ベジタリアンでなくても十分満足できる味わいに仕上げられたこの店の料理ならば、そんな彼らも楽しくヘルシーにインド料理を堪能できるのだ。

 


SARAVANAABHAVAN
413 Amsterdam Avenue
New York, NY 10024
212-721-7755

http://www.saravanabhavan.com/