ペルー発、ハイエンドなセビチュリアがニューヨークに上陸!「La Mar」

メキシコ、サンパウロ、パナマ、サンフランシスコなどに店舗展開するハイエンドペルーレストラン「La Mar」。同店は、ペルー料理の伝道師として名高いGastón Acurio氏の手がけるペルー料理レストランで、「Cevicheria(セビチェリア)」と呼ばれる魚介料理専門店だ。アクリオ氏は世界中に29ものレストランを手がけているのだが、今回、初となるニューヨーク店ということでフーディー達の注目を浴びている。

アクリオ氏は単に伝統的なペルー料理を提供するのではなく、モダンに、そして食べる人々を魅了する料理を作り出す事をモットーとしている。そんなシェフに17年もの間、師事し技術と精神を学んだヴィクトリアーノ・ロベス氏がこのニューヨーク店の総料理長として腕を振う。

セビチェリアの冠を掲げるだけあって、ニューヨーク店のメニューでも勿論、セビチェには力をいれる。オイスターやホタテなどの貝類を中心とした「Chalaco」、ハマチ、ピーナッツ、マンゴ、ピクルスなどを使う「Chifa」など8種類のセビチェを揃える。他にも、「ティラディトス(ペルーバージョンの刺身。ソースとともに頂くもの)」、「カウサス(ペルーのポテト料理)」など本格的な料理を提供する。また、メニュー内にある「Piqueos」というカテゴリーでは、ペルーの伝統料理にインスピレーションを受けたモダンな前菜が並び、アクリオ氏のクリエイティビティーを体験できる料理の数々を味わえる。また、シーフード以外にも、ペルー風牛のハツの串焼き「Anticucho(アンティクチョ)」やラム肉の一品「seco de cordero (セコ・デ・コルデロ)」など肉類のメニューも揃えているため、グループ内に魚介系が苦手な方がいても十分楽しめるはずだ。

一流のこだわりがあるのは食事だけではない。レストランの内装は、ニューヨークの人気レストラン、Aldea, Corton, Morimotoなどを手がけた建築家ステファニー・ゴトウ氏によるもの。店内の雰囲気は、他国に展開するLa Marのように、カラフルな色合いをアクセントに使いながらも、ニューヨークらしさを加えている。

こんな素敵な料理に欠かせないのはワインなどのアルコールだ。La Marの料理に合わせて、カリフォルニアとニューヨークのワインを中心にして、他にも南米とスペインのワインをバラエティー豊かに揃える。また、カクテルディレクターのSaul Ranella氏は、ペルー産のリキュール「ピスコ」をアメリカに広める事に力を注ぐ人物。こだわりのピスコ使ったカクテルを是非試してもらいたい。食事に合わせて地元のお酒を楽しむというのもレストランでの食事の醍醐味なのだから。

La Marのロケーションはマディソンスクエアパークから徒歩でたったの数分。サブウェイステーションから近いのでアクセスし易いのも嬉しい。平日の仕事帰りにふらっと贅沢…そんなひとときも素敵ではないだろうか。

 


La Mar
11 Madison Ave. (@25th Street)
New York, NY 10018
http://www.lamarcebicheria.com