ニューヨーカーの間で話題のホットスポット「Mission Chinese Food」

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マンハッタン、ロウアーイーストサイドのFラインのEAST Broadway駅を出て交差点を渡るとすぐの所にある赤い屋根。店の開店を期待するファンやメディアに内緒で2014年暮れ、予告なしのサプライズオープンを果たした Mission Chinese Food 。営業時間は17時半からだが、今はまだ予約を取らないので平日でも17時過ぎ頃から客が列を作り始めるほどの話題のお店である。

店に入ってすぐの所にはバーカウンターが設置されており、テーブル席に入れなかった人々や、軽く1杯…という20-30代の若者達は、アペタイザーとカクテルを楽しんでいる人も多い。店内の照明は落ち着いていて、シックな雰囲気のなかに赤いブースとテーブル席。席数は70席ほど。また、地下1階にも20席ほどのバーカウンターがあり、ドリンクと料理を楽しむことができる。

話題のレストランのオーナーは、韓国人のダニー・ボウエン氏。何かと話題の彼は、ニューヨークのレストランで働き始め、その後サンフランシスコへ移住。2011年にミッションチャイニーズをオープンし、その後ニューヨークにもお店をオープンさせた。数々のメディアで取り上げられ、アンソニー・ボデーン氏の人気番組「ノー・リザベーション」にも出演。ジェームズ・ビアード賞では今後の活躍が期待される30才以下のシェフに送られる「Rising Star Chef of the Year」を受賞した。ただ、2013年にオープンしたミッションチャイニーズのニューヨーク店は保健所の検査にひっかかり、お店を閉店せざるを得なかった。このような、障害を乗り越え、再度食のメッカニューヨークでお店をオープンすることになった。

メニューの多くは、四川料理をベースにしており、スパイシーで香草の風味を効かせたメニューが多い。とにかく辛い物が好き、という人は 「ChongQing Chicken Wings」に挑戦してみてもいいかもしれない。手羽先チキンの上に、これでもかというほど赤唐辛子が乗ったプレートがテーブルに置かれた瞬間、チキンの香ばしい香りとチリのスパイシーな香りがブワッと広がる。オーダー時に店員が“びっくりするほど辛いから心の準備をしておいて”と言うほどの一品。チキンは肉がプリプリとしまっていてやみつきになる美味しさだが、表面にチリペッパーがかかっており、だんだんと口が痺れて来るほどの辛さである。辛い物が苦手な人は遠慮しておいたほうが良いかもしれない。

またチャイニーズレストランでありながらチャイニーズ以外のジャンルを取り込んだ創造性豊かなメニューもあり、「Our favorite Anchovies 」は、焼きたてのピタパンに、アンチョビとピクルスを和えたものを付けていただく。前のレストランが使っていたピザ釜をそのまま使用し、このピタパンのみならず、ピザもメニューに加え熱々の焼きたてのピザも提供している。 ディナーメニューは、前菜・スープ・ご飯・麺等の一品料理が$10-15、この他にシェフのスペシャルメニューやファミリー用メニューが用意されている。ベジタリアンメニューもあり。また、サービスでお通しサイズの餃子がついてくる。パリパリした食感の、綺麗な薄い羽付きで、優しい味だ。ドリンクメニューは主にワインとカクテルで、日本酒も用意されている。

チャイナタウンの大衆的な中華料理とは全く異なる Mission Chinese Food。照明や細かいインテリアなど、店内の雰囲気にもこだわり、食事だけではなく空間やユニークなコンセプトを好むニューヨーカーには、一度は足を運びたいレストランの一つとなっている。お洒落な雰囲気を楽しみながらちょっと変わったチャイニーズを試してみたい人、またロウアーイーストサイドでわいわいと飲めるバーに行きたいという人は、是非一度試してみては?


Mission Chinese Food
171 East Broadway, New York, 10002
www.missionchinesefood.com‎