鹿児島からニューヨークへ!麺屋二郎がニューヨークに1号店をオープン

「IBUSUKI」

ワン・ワールドトレードセンターから目と鼻の先のウィリアムストリートに2016年ニューヨークのラーメンコンテストで1位の座を獲得した鹿児島出身の麺屋二郎が8月10日(木)にグランドオープンする。

オーナーの安間二郎氏

同店は、2010年に鹿児島県指宿市に1号店をオープン。その後福岡キャナルシティ博多ラーメンスタジアムに2号店、続いて神奈川県逗子市に3号店を出店。そして日本全国で開催されるラーメンイベントに出場し、自慢の「臭みのないあっさりスープが自慢の豚骨ラーメン」を全国のラーメンファンに紹介してきた。

「福岡のキャナルシティーに2号店をオープンした頃から海外展開の話が出てくるようになり、海外出店は意識していました。」と語るオーナーの安間二郎氏。その後海外視察でベトナムを訪れたが、直感でアジアは出店先ではない、ヨーロッパか北米だという思いが浮かんだ。その数ヶ月後、ニューヨークからラーメンコンテスト参加への連絡が入った。

安間氏に連絡をしたのは、「Japan Fes 」主催者の山本竜也氏。 「Japan Fes」とは今年で8年目を迎え、過去36回目の開催実績を持つ日本のお祭り。ニューヨーカーをターゲットに在ニューヨークの日本食やサービスなどのビジネスを紹介し、また日本からの出店者にもニューヨーク市場を実際に体感できる場としても提供している。山本氏からの連絡はその「Japan Fes」の人気イベント、ラーメンコンテストに出場する興味がないかというものだった。

安間氏も話が来た時には即決で参加を決定。2016年の10月に開催されたコンテストに出場し、結果は見事1位の座を獲得。またこのコンテスト参加がきっかけで 米国屈指の製麺会社の「Sun Noodle 社」ともつながりができ同社がマンハッタンで運営する「Ramen Lab」でも今年3月期間限定で出店することができた。ニューヨークでの麺屋二郎オープンへの手応えをしっかり感じて今回の1号店のオープンとなった。

念願の海外1号店をオープンすることになったが、ニューヨークにいる仲間との出会いとサポートがなければ絶対出店は無理だったという安間氏。今回お店を出店する場所を提供してくれたBentOn社長古川徹氏そして、オペレーションや今後のニューヨークでの店舗展開をパートナーとして行っていく「Japan Fes」主催者の等々力雅彦氏、山本竜也氏との縁が麺屋二郎オープンを可能にしたのだ。

等々力雅彦氏(左)、安間二郎氏(中央)山本竜也氏(右)、モナリザ(後)
「KAGOSHIMA」

今回ニューヨーク店で提供するラーメンは、豚骨と鶏ガラでとったスープで豚骨だけどあっさりしているのが特徴。ラインナップは、焦がし玉ねぎののったマイルドな「KAGOSHIMA」、焦がしにんにくのアクセントのきいた「IBUSUKI」、ピリッと辛い「SAKURAJIMA」の3種類。ニューヨーカーにはどれが人気か気になるところ。ぜひ鹿児島が誇る麺屋二郎のラーメンをご賞味あれ。営業時間は月曜日から金曜日11:30AM-9PM 土曜日11:30AM-8PM 定休日日曜日。

「SAKURAJIMA」

MENYA JIRO
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