こだわりの詰まった喫茶店がローワーイーストサイドに登場


日本に昔から存在している、美味しいコーヒーと軽食を楽しめる「喫茶店」。落ち着いた雰囲気の中で、おしゃべりを楽しみながらリラックした時間を過ごせる場所だ。そんな、気の知れた仲間と「だべる」ことができる喫茶店「Davelle /ダベル」が3月13日にローワーイーストサイドにオープンした。

「忙しいニューヨークの生活の中で、美味しい朝食とコーヒーの ために30分早起きをしてその時間を有意義に過ごしてもらったり、パソコン作業をするのではなく、人との会話を楽しんでもらえるスペースになってほしい」と語るのは、オーナーの金山雄大さん。

空間作りにもこだわり、内装やインテリア選びなどにも注力し、ニューヨークの古い建物ならでわのレンガの壁をむき出しにしてみたり、アンティークショップで椅子、テーブル、ランプなど全て一から取り揃えた。

こだわりのインテリアに花を添えるのはピストンレバー式のエスプレッソマシーンに、日本から取り寄せた水出しコーヒー用のドリッパー。手動エスプレッソマシーンは電動に比べ手間も時間もかかるが、バリスタが丁寧に一杯一杯心を込めて入れてくれる。また、 オージ社の水出しコーヒードリッパーで作られたコールドブリューコーヒは、コーヒーから抽出される油分もすくなくとても飲みやすいとのこと。こちらは、1回で8杯分ぐらいしか取れないので現在MP、時価で販売している。

食べ物のメニューのバラエティーは多くないが、そのぶん一つ一つの味に拘っている。朝食メニューで人気の、名古屋の喫茶店メニューの定番、小倉サンドセット。ふわふわ焼きたての 食パンの味を提供するため、バルミューダ スチームオーブントースターを使用。厚切りトーストの醍醐味を十分に味わうことができる。

また、もう一つの拘りはオリジナルカレー。日本のカレーのプロに「懐かしくもあり且つ新しい味のカレー」というコンセプトでメニューを考案してもらった。グルテンフリーカレーということで小麦粉は使わず、野菜などでとろみを出している。甘さと辛さの絶妙なバランスがやみつきになる。


午後6時からの夜の営業は、カレー、 ナポリタンなどのお食事メニューに加えて、おつまみ系の前菜そしておでんが登場。店内の照明も暗めにし、喫茶店から雰囲気のよいおでんバーに様変わりする。定番アイテムに加えオクラやトマトなどの冷製おでん等、常に20種類以上の具材が用意されている。
現在リカーライセンスがもうすぐ取得できるとのことで、おでんと日本酒、ナチュラルワインのペアリングもおこなっていくとのこと。

テーブル席もあるが、カウンター席もあるので、お一人様でも気軽に利用できるこのお店。お友達とだべるもよし、一人カウンターで読書やバリスタとのおしゃべりを楽しむもよし、日本人には嬉しい喫茶店の登場だ。


Davelle
102 Suffolk St
New York, New York 10002
646-771-7855
https://www.facebook.com/Davellenyc/