AZASUが日本のスポーツバーに躍進!ちゃんこ鍋と相撲を楽しもう!

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個性的なレストランやバーが立ち並ぶローワー・イースト・サイドで、2014年から日本食とお酒を提供しているAZASU。地元ニューヨーカーに気軽に日本の食文化を楽しんでもらいたいと、焼きそばやたこ焼きそして手巻き寿司、そして日本全国から集めた蓋を開けてすぐに飲めるワンカップ形式の地酒の数々というラインナップで、多くの日本食ファンの胃袋をつかんできた。常に新しいメニューでニューヨーカーを楽しませている同店が、この度、またニューヨークで初の、ちゃんこ鍋のメニューを秋場所が始まった9月13日にお披露目した。


メニューの中の横綱であるちゃんこを頂く前に、どうしても避けて通れないのが前菜の数々。西の関脇ともいえる、牛ヒレ叩きは、やわらかく新鮮なタマネギの上に軽く炙った牛肉、そして青々としたネギをのせ、あっさりポン酢で頂く。お肉の旨みとた玉ねぎの相性は最高。
西がお肉なら、東の関脇はお魚。刻んだ山芋のほかたくわんが添えられたマグロのたたきは、中央のくぼみに、一日出汁に付けられた黄身が乗っており、それをお箸で割って全ての具財と混ぜ合わせる。それを海苔に巻いていただくのだ。マグロのそこには天かすが隠れているので食べたときにサクサクとした食感も楽しむことが出来る。

関脇の次は大関登場。串カツだ。野菜、お肉、魚介と豊富な選択肢の中からお好きな食材を選ぶことができる。長さ20センチはある濃い緑のアスパラガス、旨みが詰まったプチトマト、お肉の味をしっかり楽しめる豚バラと思わず色々頼んでしまいたくなる。串揚げといえば2度漬け禁止という掟があるが、ソースが大好きなアメリカ人のお客様のために、ソースのつぼには備え付けのスプーンがあり、何度も好きなだけソースを足すことができる。このソースにもこだわりがあり、出汁の入ったウスターソースは串カツの味を引き立てている。

前菜や串カツを楽しんだところで、横綱、ちゃんこ鍋の登場だ。ベースのスープはベジタリアン用のものを除いては、鶏を使った特製パイタンスープ。相撲界では、二本足でしっかり大地に立つということから験を担ぐという意味からも、取り組み前には鶏肉を食べる風習があるとか。数ある種類の中でも鶏だしは鍋の横綱にふさわしい存在。

鍋は、味噌、醤油、塩、もつ、そして野菜ちゃんこの中から選ぶことができる。鍋は、二人前から注文が可能。テーブルに鍋奉行がいなければスタッフがサポートしてくれるので安心だ。
パイタンスープが熱くなったところに、団子にしたつくねを鍋に落とすと、みるみるうちに色が変わり、おいしそうな湯気があがる。つくねの食べごろは目処5分だそうだが、待つ時間がもどかしいくらいだ。そしてマローニー、椎茸、豆腐、お肉、白菜と次々に定番の野菜が鍋に入っていく。

具財が煮える間に、各自小さなすりばちが渡されるので中のごまをすり鍋が出来るのを待つ。そのゴマの入った小さなすり鉢に、スープを入れてまずはうまみの詰まったパイタンスープでちゃんこ鍋を頂く。お好みでお塩をいれてもよい。そして、味噌味、しょうゆ味を選んだ場合、鍋の真ん中の白いカップの中に味噌か醤油が入っているのでそれをパイタンスープに混ぜていただくとまた濃くのある味が楽しめる。

ちゃんこ鍋取り組みの最後には、「締め」が用意されている。ラーメン(細麺、太麺、縮れ麺から選択可能)うどん、ご飯の中からお好きな素材を選んで二度目の楽しみを味わうことができる。選んだ素材によって具材も追加される。例えばラーメンの場合はチャーシュー、シナチク、鳴門などが新たに用意されており、鍋の具財の旨みが詰まったパイタンスープに焦がし油を入れれば、本格的なラーメンを頂くかのような満足の味だ。


大一番の取り組みが終わった後は、ソフトクリームで胃をクールダウン。昔ながらの製法で牛乳と砂糖のみで作ったソフトクリームはあっさりしていて、締めの締めにはもってこいだ。

大相撲場所中は、その熱い取り組みを店内おテレビで見ることができる。相撲のみならず、オリンピック、ワールドカップ、世界選手権など日本人選手が活躍するスポーツは幅広く観戦できるようにするとのこと。海外に滞在していると日本人が出る試合を見られる場所は限られてくる。そんな時はローワー・イースト・サイドAZASUに、日本人アスリートを応援できる場所がある。串カツ片手に鍋を囲み、応援に精を出す。まさにこれぞ日本のスポーツバーだ。


AZASU
49 Clinton Street New York NY 10002
Phone:212-777-7069
http://www.azasunyc.com/