Restaurant Review : 様々なシーンで活用できるステーキハウス「 Angus Club Steakhouse」

ニューヨークを訪れた際に、一度は必ず食べたい料理ナンバーワンといえば肉厚ステーキ。老舗ステーキハウスから、次々に登場する新参者のステーキハウスと選択肢も増えてきた。ニューヨークの高級ステーキハウスは、肉の質は勿論のこと、ワインリスト、サービスに至るまでどこもレベルが高く、どこを選んでも外れはないといっても過言ではない。そんな中、ロケーションも便利で、落ち着いた雰囲気でかつ、肩肘をはらずに食事がしたい。そんな人におすすめしたいステーキハウスが、「 Angus Club Steakhouse」だ。

ホテルのロビーを思わせる入り口を入ると、右手には貸切でプライベートイベントができるバー付きのダイニングエリアがある。メインのダイニングルームは地下にあり、メイトルディーが案内してくれる。テーブルに着席する前のウエイティングバー、それぞれ異なる美しい壁紙であつらえた8名から40名まで収容可能な4つの個室が用意されている。プレゼンテーションができるスクリーン設置の部屋、大人数でも会話がしやすい丸テーブルと、クライアントとの会合や家族のイベント用にと目的に応じた選択が可能だ。


メニューはアペタイザー、ステーキ、シーフード、サイド、そしてデザートとステーキハウス定番のラインナップ。アペタイザーの「YELLOW FIN TUNA TARTAR」はお肉の前に軽めな前菜を食べたい人にはおススメの一品。小さく刻まれた塩気の強いケーパーと玉ねぎがマグロとバランスよく混じりあい、お醤油がなくても美味しくいただける。

メインのステーキは、「ポーターハウス」がおすすめ。温められた皿にのせられたアルファベットのTに形が似た骨を境に左右でヒレ肉の部位とサーロインの部位に分かれている。それぞれ歯ごたえや旨味が異なる。お店で提供している肉は全米で5%しか市場に出回らないというプライムビーフのみ。ポーターハウス用のお肉は、35日のドライエイジドビーフ。熟成に30日以上をかけるとは、お肉への拘りが感じられる。
高品質のお肉は塩コショウだけでも十分に美味しい。すこしジューシーに食べたい人は肉汁を少しかけるとまた芳醇な味わいとなる。西洋わさびと呼ばれるホースラディッシュもスタッフに頼めば持ってきてくれるので、お肉に少しつけて食べると後味もさわやかだ。

ステーキハウスでは通常、お肉を頼むと野菜などの付け合せがないのでサイドディッシュを頼む必要がある。おススメなのが、「Truffle Mac and Cheese」 。アメリカ人が好んでやまないマカロニチーズ。パルメジャンチーズとトリュフオイルのよい香りが食欲をそそり、かなりのボリュームだが、軽く平らげてしまう。また、ほうれん草の滑らかな舌触りがたまらない「Spinich creamed」もステーキの箸休めには最高だ。

デザートは別腹といったところで、おススメなのがチョコレートムースケーキ。まろやかなムースに濃い目のチョコレートのコンビネーションは、お肉でおなかが一杯のはずなのになぜだか食べれてしまう。

プライベートな集まりやシックなビジネスシーンなど様々な目的用途に合わせて幅広く活用できるステーキハウスだ。


Angus Club Steakhouse
135East 55th Street New York, NY 10022
Phone:212-588-1585
www.angusclubsteakhouse.com