ブルックリンにあの話題のスーパーマーケットがオープン

Photo by Kazuko Nagao

ブルックリンのネイビーヤード。もともとアメリカ海軍の海軍工廠であったが、現在は数々の企業が商業活動を行う場所として開発が進んでいる。そのネイビーヤードに10月27日日曜日、消費者から非常に高い評価を受けている大型スーパーマーケット「Wegmans/ウェグマンズ」がこの度ニューヨーク市エリアに初めてオープンした。

Wegmans Official Photo

1916年、ニューヨーク州北西に位置するロチェスターで、ウォルター・ウェグマン、ジョン・ウェグマン兄弟が八百屋を開業し、それが現在のウェグマンズの始まりとなった。今でも本社をロチェスターに置き、アメリカ北東部を中心に現在101店舗を展開。会社の4代目としてコリーン、ニコール・ウェグマン姉妹がトップに立ち 経営に従事している。

2代目Robert(左), 4代目Colleen(左から2番目),
Nicole(右から2番目) and3代目 Danny(右)Wegman
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今回新しくオープンしたブルックリン店は、敷地面積74,000スクエアフィート。 郊外にあるウェグマンズに比べるとこれでも小さめのサイズだが、ニューヨーク市にある他のスーパーマーケットに比べればはるかに大きい。今回の新規オープンで、新たに540名を雇用。5万点以上の商品を取り扱い、そのうち2千点以上はオーガニック商品。その品揃えは店内を歩けば一目瞭然だ。

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大きな店内での商品探しは大変だが、売り場には大勢のスタッフが巡回しており、とても親切に質問に答えてくれる。ウェグマンズでは、商品の品質はもちろんのこと、カスタマーサービスにも重点を置いている。「お客様に常に最高を提供する」をモットーにしているウェグマンズだからこそ「2018年のアメリカで最も愛されるスーパーマケット」に選ばれたというのも納得だ。

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綺麗に陳列された野菜や果物はオーガーニックのものも多数。精肉コーナーでは、専用の冷蔵庫で熟成した熟成肉、買いやすいサイズにパッケージされている肉、オーガニックの肉等がありバラエティーも豊富。鮮魚コーナーでは新鮮な魚、牡蠣、ロブスター等が販売されている。チーズ売り場では、かなりの種類のチーズが販売されており、試食も積極的に行っている。

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植物性のお肉で作られたソーセージを販売しているセクションや、グルテンフリー、ビーガン商品だけを集めた陳列棚もある。また、ウェグマンズのPB商品も多く、市販のものよりも多いのではないかという印象を受けた。ちなみに、日系食材の扱いはとても少なく、乾麺、お菓子を少し見るぐらいだった。

ウェグマンズが力を入れているセクションが惣菜コーナー。高級レストランで経験を持つシェフ達がレシピや調理法の監修を行い、 サラダ、お寿司、中華料理、インド料理等質の高い料理を店内で調理し販売している。この他、ハンバーガー、ピザ、サラダバーなどの専門カウンターもある。これらの食べ物は持ち帰りとして購入してもよし、2階に100席ある 飲食スペースで食べる事もできる。

2階の飲食スペースの横にはなんとバーがあり、(バーのみ午後4時オープン)1階で購入した食べものを持ち込んで食べる事も可能。バーには、ビール、ワイン、日本酒、その他ハードリカーやカクテルを取り揃えており、値段はすべてチップ込みの設定となっている。食べ物を持ち込んでのバーの利用はドリンクのオーダーが必須となっている。

ウェグマンズへの行き方は、地下鉄であればFラインの York Street Stationが最寄りの駅。駐車場も完備されているので車でもOK。(現在オープンしたばかりで週末は駐車場もかなり混み合っている様子。)活気 にみち溢れるウェグマンズに一度足を運んでみる価値ありだ。


Wegmans Brooklyn
21 Flushing Ave,Brooklyn, NY 11205
https://brooklyn.wegmans.com/