ウエストビレッジにオープンしたチーズティーカフェ「MENO」

2020年の飲食業界はまさに試練の年。3月中旬にレストランの営業が全てテイクアウトやデリバリーになり、アウトドアダイニング、そして人数制限を設けてのインドアダイニングがようやく始まった。そんな中でも新店をオープンするお店があるのもニューヨークの飲食業界が前進している証。

その新店のひとつが、中国の湖南省 長沙市に本拠地を置く「Urban Tea Inc.」が、ウエストビレッジにオープンした「MENO」だ。コロナ感染拡大に伴い、内装工事が一時中断し予定よりも数ヶ月オープンが遅れたが、8月に待望のオープンを果たした。

店内はとてもシンプルでクリーン。通常ならば落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりとドリンクやスィーツを楽しみたいところだが、現在は店内飲食の人数制限があるのでそれはもう少し先になりそうだ。だが、アウトドアダイニングが10席用意されているので、屋外での飲食は可能。

ニューヨークも2019年には、中国や台湾からのバブルティーの出店が目立ったが、「MENO」はそれらとは違うドリンクメニューを提供している。同店のシグニチャードリンクは、お茶の上にチーズフォームがのった「Cheese Foam Fruit Tea」、チーズティーだ。

チーズティーは、「Highlighted」、「Blush」、「Ink Flow」の3種類。どれも、緑茶とフルーツ(マンゴ、苺、葡萄)がミックスされたお茶の上に、甘みを抑えたチーズフォームがのっている。チーズフォームはお茶と分離しているので、まずはストローでお茶の味を楽しみ、その後お茶とチーズを混ぜ合わせて味の違いを楽しむことができる。お茶とチーズフォームの味の組み合わせは飲んでみるまで想像しにくいが、飲んでみるとお茶の甘味とチーズの酸味が程よく混じり合い、口当たりもまろやかに。

天気の良い日には、MENOのチーズティーと共にお店近くのワシントンスクエアパークでニューヨークの秋を感じてみては。


MENO
218 Thompson Street, New York, NY 10012
646-226-9797
www.menonyc.com
INSTAGRAM: @meno_newyork