2022年8月、サウスストリートシーポートにオープンした「Tin Building by Jean-Georges」。世界的に有名なニューヨークのセレブシェフ、ジャン・ジョルジュ氏が手がけた2階建てのフードマーケットには、レストラン、カフェ、小売店が入っており、オープン以来ニューヨーカーや観光客が多く訪れている。
もともとこのエリアには、1807年にオープンした魚市場「フルトンフィッシュマーケット」があり2005年11月のブロンクス移転まで200年にわたり新鮮な魚介類をレストランや小売店に提供してきた歴史がある。
この地区のランドマーク的存在だったフルトンフィッシュマーケットの長い歴史に敬意を払い、世界中の人が集まる人種の坩堝ニューヨークのエッセンスを含んだ場所というコンセプトがTin Building by Jean-Georgesには詰まっている。
店内は所狭しとお店やレストランがひしめいているが洗練されたデザインで上手く纏められている。スタッフのユニフォームにも統一感がありTin Building全体のブランディングへのこだわりも感じられる。
ビルに入ると真っ先に目に入ってくるのが、鮮魚売り場。そこを中心に、精肉、野菜や果物、チーズやシャルキュトリー、パスタや惣菜などを販売するセクションが設けられている。
飲食店は、家族連れが気軽に利用できるお店、デートにぴったりな洗練されたお店、一人でも入れるファーストカジュアルのお店といろいろあるので、用途に応じて利用できる。
ここでおすすめスポットを２つご紹介！
T.Brasserie
TB内で一番人気のレストランは、1階にある「T.Brasserie」。特に週末はオープンと同時にすぐに満席になるとのこと。ムール・フリット、エスカルゴ、パテ・アン・クルートなど伝統的なフランス料理を楽しめる。店内はカウンター席とテーブル席があり広々しているので、子供連れ又はペット連れの方にもおすすめ。器を覆ったチーズの下にスープの旨味が凝縮された「French Onion Soup（$19）」は、人気の一品だ。
T.Café
1階入り口右手にあるコーヒーやパン、ケーキを楽しめるカフェ「T.Café」。パンは全て店内で焼かれておりどれも新鮮で、バケット、クロワッサン、マフィンなどいろいろな種類を取り揃えている。人気商品は「Apple & Ginger Danish（$5）」と「Custard Danish（$5）」。生地はサクサクで中心のカスタード、りんごとの相性は抜群。
Tin Building by Jean-Georgesでは、生鮮食品やニューヨーク土産に最適なTin Buildingオリジナル商品も販売しており、近隣に住むニューヨーカーから世界中から訪れる旅行者まで買い物を楽しむことができる。
特にお土産選びにおすすめのお店は、１階にある「Spoiled Parrot」。見て回るだけでもワクワクするこのお店ではキャンディーやチョコレートを販売しており、ニューヨーク産のものはもちろんのこと、Tin Buildingオリジナルチョコレートもあるのでお土産にぴったり。
冬期間限定で屋外にアイススケートリンクが設置されており、サウスストリートシーポートのきれいな景色を楽しみながら開放感のあるスケートを楽しめる。
アイススケートリンクは毎日営業しており、入場料は無料だが、スケート靴のレンタルは有料となっている。詳細はこちらのリンクから。
https://theseaport.nyc/ice-rink/
常に新しい観光スポットが生まれるニューヨーク。次回ニューヨークを訪れる際にはぜひお立ち寄りあれ。
記事：八木茉瑚
Tin Building by Jean-Georges
96 South Street at Pier 17, New York, NY 10038
website: tinbuilding.com
Facebook: @tinbuilding
Instagram: @tinbuilding
TikTok: @tinbuilding
Twitter: @tinbuilding
