ニューヨークの日本食レストランNo.1を目指す「Taru」

ニューヨーク近代美術館の向かい側にある、バカラ ホテル & レジデンシズ ニューヨークの隣にオープンした高級日本食レストラン「Taru」。

レストラン内に入るとバーエリアがあり、その奥にメインダイニングルーム、そしてその奥にはお任せカウンター「Kotaru」がある。

「Taru」のコンセプトは、バーラウンジ的なダイニングスペースで、旬の食材を使い本格的な日本食を味わえるというもの。サービス、食器、カクテル、音楽とコンテンポラリーなニューヨークのレストランのバイブが感じられる。お食事メニューは、お寿司にお刺身はもちろんのこと、一品料理にステーキ、ロブスターメニューもある。

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カウンター席の「Kotaru」では$295のお任せコースのみを提供。5種類の一品料理、10から12巻の握りにお味噌汁とデザートがついてくる。食材にもこだわり、火曜日は福岡、木曜日は豊洲から毎週新鮮な魚介類を仕入れている。こちらは、10席のみなので予約が必須だ。

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エグゼクティブシェフを務めるアンソニー・イン氏は、ニューヨークで20年以上厨房に立ち、「Masa」、「Morimoto」、「Satsuki」とニューヨークの高級日本食レストランでの経験もあり、ニューヨークで求められる日本食を知り尽くしていると言っても過言ではない。

イン氏曰く日本食を作る醍醐味は、シンプルに食材を生かす「The less is more 」というコンセプト。他国の料理に比べ味付けは刺激的でなく、バターもほぼ使用せずソースも軽め。そんな素材の味を生かした日本食のアプローチをここニューヨークでどのようなメニュー表現していくのか期待も高まる。

営業は2022年11月に既に開始しているが、2023年1月17日(火曜日)にグランドオープニングパーティーが開催された。リボンカットに続いて鏡開き。そしてこの日のメインイベントは、スペインから届いた150キロのマグロの解体ショー。イン氏がマグロを捌き会場を沸かせた。

パーティーで挨拶に立ったオーナーのサム氏。日本に行くたびにありとあらゆる日本食を食べ歩いたという大の日本食ファン。「素晴らしいチームに恵まれてこのレストランをオープンすることができました。」と語る。パンデミックのため当初予定していたオープンより遅れたが、2021年後半から本格的準備を始め、2022年11月に待望のオープンとなった。

オーナーのサム氏

2020年には多くのレストランがオープンを予定していたがその延期や中止を余儀なくされた中、逆風にも立ち向かいながらオープンした「Taru」。これからのニューヨークの日本食シーンを盛り上げてくれる一店になるだろう。


Taru
30 W 53rd St, New York, NY 10019
tarunyc.com