2022 FIFAワールドカップ優勝国アルゼンチンの料理を食べに行こう!

全世界がテレビに釘付けになったサッカーワールドカップのカタール大会。そのフランス対アルゼンチンの決勝は歴史に残る1試合と言われるほどのドラマチックな一戦。結果、アルゼンチンがPK戦の末に3度目の優勝を手に入れた。

人種の坩堝と言われるニューヨークでのワールドカップ体験は格別で、特に出身国の試合はその国のレストランなどに集まり試合を応援するという人が多い。今回の優勝国アルゼンチンも例に漏れず、アルゼンチン人の多くがアルゼンチンレストランでワールドカップを観戦した。

「決勝戦の日は、既に朝7時に物凄い行列ができてました。お客様に「うちはサッカースタジアムじゃないよ!たった80席のレストランですよ!」と言ったぐらいなんだよ。」と語るのは、1979年創業のアルゼンチンレストラン「El Gauchito」のオーナーマルセロ氏。

決勝戦当日は、朝9時から夜の10時までレストランは満員。また、お店の前の道路も歩行者天国状態で、お店に入れない人達のためにレストランの外では近所の人がトラックにテレビを設置してくれた。

こちらのアルゼンチンレストラン、「El Gauchito」は、元々マルセロ氏の父親がお肉屋さんとして始めたもので、現在も店内に精肉コーナーがありお肉やソーセージ、チーズなどを購入することができる。

前菜のグリルオクトパス:イタリアンドレッシングであっさりとした味付け

メニューには、前菜、サラダ&スープそして、アルゼンチンの代表料理「Parrillada  」と呼ばれるお肉料理が並ぶ。いろいろなお肉やソーセージなどをシンプルに塩味でグリルしたもにオリーブオイル、ガーリック、パセリをミックスして作られたチュミチュリソースをたっぷりかけていただく。お肉はもちろん自社で販売しているものを使用している。

こちらのParrilladaはスペアリブ、スカートステーキ、ソーセージの盛り合わせ

お肉料理を頼むと付け合わせがついてくるが、オーセンティックなアルゼンチンの味を選ぶなら「Russian salad」と呼ばれるポテトサラダ。マヨネーズ味ではあるが酸味が効いておりあっさりとした味付けなので、お肉ともよくあう。また、お肉の横には野菜の酢漬けがついており、口直しには最高だ。

Russian salad

ニューヨークの食の醍醐味は、なんと言っても世界中の食べ物が気軽に食べられる事。アルゼンチンに行かずとも、オーセンティックな料理がクィーンズ地区で食べられるのだ。アルゼンチン料理を味わいながらワールドカップの余韻に浸りたい方はぜひ!


El Gauchito
94-60 Corona Ave Elmhurst NY, 11373-2831
http://elgauchitonyc.com/