佐賀のお酒天吹で乾杯!「TABLEWARE & SAKE :: A Three Hundred Year History」

(左)Miss Sake USA/Sake Sommelier ジェシカ・ジョリー  (右)天吹酒造11代目蔵元の木下壮太郎氏

佐賀県の300年の歴史を「食」を通じて体験することのできる 「TABLEWARE & SAKE :: A Three Hundred Year History」がニューヨークのミッドタウンにある「MIFUNE New York」で開催された。(イベント内容の詳細はこちらから

お料理はコースで7品。すべて香蘭社の素晴らしい食器の数々に盛り付けられる。そしてその伝統と歴史ある器に盛られたお料理を見事5種類の天吹酒造のお酒が、お料理とのペアリングの素晴らしさを実現した。今回天吹のペアリングメニューを担当したのは、日本酒のエキスパート酒ディスカバリーズ。天吹セレクションの中から厳選された5種類をお料理にあわせて冷燗、ブレンドでアレンジした。


Amuse Bouche
まず、オープニングは、「天吹吟乃紅衣(ぎんのくれない) 」。ロゼワインのような綺麗なピンク色をしたこのお酒。 マリーゴールドの花びらがちりばめられており、とても可愛らしい。


Wild Yellowtail Buri Sashimi
ブリのお刺身には「天吹生酛純米大吟醸」。純米大吟醸なので華やかで後味もすっきりしているので生魚との相性も抜群。こちらは冷酒で。


Wild Yellowtail Buri Shabu Shabu
お刺身の次はブリをしゃぶしゃぶでいただく。お酒は先ほどと同じ「天吹生酛純米大吟醸」だがこちらはぬる燗で。なんと冷酒との味の違いにびっくり。味に深みとまろやかさが出て暖かいお料理との相性は最高。


String Bean Spinach Puree
お野菜の青々しい味に完璧にマッチするのが、「天吹 純米吟醸 ひまわり酵母」。ドライで辛口、ひまわりの種を思わせる香ばしい風味がほんのり感じられる。


Porcini Flan An Sauce
ぬる燗でいただくのは、「天吹 山廃 純米 マリーゴールド酵母」。ポルチー二マッシュルームの独特の風味とその下のフランの柔らかさを包み込んでくれるよう。とても柔らかい相性。


Organic Chicken Foie Gras Truffle Ballontine
濃厚なフォアグラに合わせるのは、先ほどのぬる燗で頂いた「天吹 山廃 純米 マリーゴールド酵母」少し温度を上げ熱燗で。お酒をそのままいただくのではなく、黒胡椒を少し落とすことでお酒にもアクセントをつけ、お料理との相性が更によくなる。


Bartlett Pear Sorbet Yogurt Mousse
甘さを抑えたデザートといただくのは、「天吹 純米吟醸 いちご酵母 」とケンタッキーのバーボン「Maker’s Mark」を少しブレンドしたもの。このバーボンはあまり辛口でないのでこのお酒との相性もよい。飲んだ後すっと切れ味もよい。

日本酒は、種類、 温度、お料理との組み合わせによって数え切れないほどの楽しみ方が存在する。情報が多量にあると迷ってしまいがちだが、プロのおすすめを聞きながら、自分の味の好みを見つけていくことで、日本酒をより楽しむことができるのではないだろうか。


MIFUNE New York
245 E.44th Street New York NY 10017
212-986-2800
http://mifune-restaurant.com/