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巨匠ダニエル・ブリュー、新コンセプトのレストランでニューヨーカーを魅了!

コンテンポラリーなインドネシア料理が満喫できるレストラン「KUTA」

ローワー・イーストサイドに2007年11月にオープンしたインドネシアレストラン。「KUTA」とは、バリ島にあるビーチの名前で、オーナーのイマンさんが、故郷インドネシアを想い命名した。イマンさんは現役のハウスDJ。週末はマンハッタンのクラブで活躍している。DJの仕事で何度もインドネシアに戻るようになり、NYでインドネシアを感じられるレストランがない事に気づき、レストラン「KUTA」のオープンを考えた。

「レストランにお客を招くことは、友達を家に招くのと同じ。だから、心から喜んでもらえる食事、時間、空間を提供することが一番大事だと思っているよ。」とイマンさん。レストランの内装はインテリアデザイナーを使わずに行なった。時間はかかったものの、自ら施工業者とやり取りをして理想通りのレストランを作り上げた。席数は45席と小さなスペースだが、テーブルの高さや大きさを変えることで、狭い店内に動きを出す工夫がこなされている。テーブルやイス、メニューは木製で統一し、インドネシアの特産である木を使った工芸のイメージを醸し出している。

料理の80%はインドネシア料理だが、全体のくくりは「パン・アジアン」。タイ、ベトナムそしてインド料理などの品目もある。 伝統的なインドネシアのレシピをコンテンポラリーにアレンジして、アメリカ人の客にも受け入れやすいプレゼンテーションにしている。しかし、素材と調味料の使い方には躊躇はない。その証拠にインドネシア人、そしてインドネシア料理をよく知るオランダ人(インドネシアは350年間オランダの植民地で、インドネシア料理はオランダ人にもなじみが深い)がレストランの評判を聞きつけて、オープン当時から多く訪れている。

このレストランの新しいコンセプトはインドネシア料理とワインのペアリングだ。モスリム教徒の多いインドネシアではお酒を飲まない人が多く、料理とお酒を一緒にたしなむという文化があまりない。ましてや、ワインはすべて輸入に頼る高級品なので、消費量が高くない上、あまり人気もない。そんなワインとインドネシア料理のペアリングは、イマンさんにとっての新しい挑戦だ。「私自身ワインが大好きなんです。好きなワインとフレーバフルなインドネシアの味は必ず合うと思います。オレゴンやチリ、アルゼンチンなど小さなワイン生産者が作るワインを中心に私たちの料理に合うワインを常に探しています。」

このレストランのシグニチャーディッシュはサテ。サテとは串焼きの料理で、日本食の焼き鳥のようなもの。サテの種類は現在14本だが、今後22本までに増やす予定だ。その他、スターター、アントレ、麺やご飯ものがある。今一番人気のメニューが、プリフィックスメニュー。サテ、スターター、アントレ、デザートがついて、たったの25ドル。週末になるとローワー・イースト・サイドを拠点に夜遊びをする若者達に大人気だ。

「レストランの見栄えにはこだわらないが、味と安さで勝負!」といった定番のアジアレストランとはひと味ちがうKUTA。ちょっとお洒落に美味しいものを楽しめるので、友達同士でのディナーだけでなく、 気取らないデートにも最適のレストランだ。

RESTAURANT INFORMATION
KUTA Satay House & Wine Bar
65 Rivington Street
Phone: 212 777-KUTA (5882)

www.kutahouse.com/frameset.htm