大勢の人達が行き交うユニオン･スクエアの程近くにHeaはある。外の喧騒とはうって変わり、ひとたび店内に入ると、そこはオシャレで静かなアジアの雰囲気が漂う空間が広がっている。

黒を基調としたインテリアに、アジアンテイストなライトなどでまとめられた一階は主にバーになっている。お酒は赤/白ワインは各5種類、ビールや日本酒は各6種類、更にカクテル4種類。軽食を盛り上げるには十分なバラエティーが揃えられ、ラウンジの気配が漂うこのフロアを楽しめる。

2階はメインダイニングになっていて、中国から取り寄せた木製のテーブルと椅子が整然と並べられている。ルーフ部分には竹の生垣を思わせる細工が施してあり、ここがニューオークである事を忘れてしまう、そんな空間になっている。この空間の奥にひっそりと用意されている、寿司バーカウンターはこじんまりとして落ち着いて食事が頂けるだろう。

このレストランの基本コンセプトは「東南アジア」。その名の通り、タイ、インドネシア、マレーシア料理を中心に日本食の寿司までもカバーしている。１カ国だけの料理では好奇心旺盛なニューヨーカー達を満足させられない、というシェフの想いが詰まっている。

そんなHeaの人気料理には、ココナッツを使ったまろやかな味のタイカレー「HEA Vegetables」（$14）、フライドチキンで有名なインドネシアの都市、Kalasanの名がついた「Kalasan Begger's Chicken」（$18）、そして、ちょっと酸味の利いたマレーシアのソースを使った「Malaysian Beef」（$22）などがある。それ以外にも、「Prawns」（$9）や「Striped Bass」（$20）などのシーフード料理も人気がある。

「HEA Vegetables」はココナッツが効いたほんのりピリ辛なグリーンカレーに、春雨状の細い麺とエノキ、カリフラワー、アスパラガス等の野菜がたっぷり入った一品。辛味が強すぎずコクがあるため、スープとしても飲めてしまうくらいである。

そんなHeaの人気料理には、ココナッツを使ったまろやかな味のタイカレー「HEA Vegetables」（$14）、フライドチキンで有名なインドネシアの都市、Kalasanの名がついた「Kalasan Begger's Chicken」（$18）、そして、ちょっと酸味の利いたマレーシアのソースを使った「Malaysian Beef」（$22）などがある。それ以外にも、「Prawns」（$9）や「Striped Bass」（$20）などのシーフード料理も人気がある。

「Prawns」は、グリルされた大きな海老、そして細かく挽かれたココナッツとチリパウダーが混ざった甘辛風味のサクサク麺が、揚げたワンタンの皮に載った一品。ガーリックソースが香ばしくプリッとした海老ならではの歯応えとマッチして美味しく頂ける。その後にワンタンを頂くと、ガーリックの後味を緩和するかの様に、甘辛風味のココナッツパウダーが口いっぱいに広がる。

「Striped Bass」は、海老のすり身をペースト状にしたものが塗られてグリルされている。海老の風味とスパイシーさが、淡白なバスにインパクトを与えているので、しっかり食べ応えがある一品になっている。お好みで付け合せのレモンを絞れば、レモンの酸味で軽く爽やかな味になる。

店名の「Hea」とは中国語で「ダブルハピネス」を表す。その名の通り、お酒と食事、お店の雰囲気と食事、どちらもダブルで楽しめるお洒落なレストランになっている。

RESTAURANT INFORMATION
Hea
145 East 13th Street
New York 10003
Phone: 212-982-1688