赤唐辛子をフンダンに使った中華料理といえば、四川料理。辛いけど病み付きになるあの味。チャイナタウンまで足を伸ばさなくても、チェルシー界隈で四川料理が食べられるスポットが登場した。

60席の店内は、従来のテイクアウト式のチャイニーズレストランとは違い、清潔感溢れる白い壁。ワインリストもあり、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができる。

マネージャーのジョッキーさんはお客様1人1人にフレンドリーに声をかけコミュニケーションを図る。四川料理になじみのないお客様にも丁寧に料理を説明する。また、おすすめメニューも熱を込めて紹介する。「本格的な味を提供しています」と語るジャッキーさん。シェフも四川出身とのこと。

人気の料理はなんといってもマーボ豆腐。豆板醤のコクと唐辛子の辛さでご飯がどんどんすすむ。この店の一番人気は鶏肉を大量のとうがらしと一緒に炒めた「Chong Qing Spicy Chicken」。見た目はとても辛そうだが、赤唐辛子の風味が鶏肉にしみこんでいるだけなので、鶏肉自体はあまり辛くない。（赤唐辛子を食べないように！）

また辛い料理ばかりでなく、回鍋肉（英語名はDouble Cooked Pork） は、マイルドな味わい。辛さから一休みしたいときには、野菜料理の人気メニューガーリックでいためた豆苗がおすすめ。また、Loofahと呼ばれるへちまの炒め物は、ズッキーニのような食感でみずみずしく、マイルドな味わい。こちらも辛いものの後についつい口に運びたくなってしまう。海老の焼き飯は卵とプリプリの海老が入っていて、日本人にはどこか懐かしい味だ。

チャイナタウンまで足を伸ばすのはちょっと遠いな～と思った時には、是非このお店を利用してほしい。

[STORE INFORMATION]

Grand Sichuan Eastern
172 8th Ave New York, NY
212-243-1688