ポテトチップスやナチョスなど市場に出回っているアメリカで人気のスナック菓子は、カロリーや塩分が高めだが、食欲をそそる味付けでついつい食べ始めると止まらない。しかし、ヘルシー志向の高まるアメリカでは、低カロリー、高品質の体にいい食事をするという認識が高まりつつあり、スナックも例外ではない。

「美味しくて栄養満点のスナックはつくれないものか？」とアメリカのお菓子産業に疑問を持ったNoha Waibsnaider氏は2004年に会社を設立し、自らのスナック菓子ブランド「Peeled Snacks」を立ち上げた。2002年コロンビア・ビジネススクールでＭＢＡを修得。大手消費者パッケージ商品会社に勤務し「リプトン・ティー」の新製品を開発に携わり、商品開発のノウハウを学んだ彼女は、それを自社ブランド商品の開発に役立てた。

「Peeled Snack」のミッションは、ヘルシーで美味しいスナックを提供する事。毎日の活力につながるタンパク質、食物繊維、炭水化物をバランスよく摂取することは、忙しい日常生活を送る人にとって怠りがちなこと。そこで、 質の高い食材を使い、砂糖や人口甘味料をつかわず、体が必要とするビタミン、ミネラル、食物繊維を簡単に摂取できるこのスナックを考案。また普段の間食用スナックとしても最適、と消費者の選択の枠を広げた。

砂糖や油、人口甘味料など一切使用せず、ナッツ類、そしてアプリコット、チェリー、アップル、マンゴー、パイナップル、バナナのドライフルーツと種類も豊富。数ある商品群の中で、マンゴ、パイナップル、バナナ、カシューナッツの４品目は「USDA（United States Department of Agriculture/米農務省）」の認定するオーガニック製品として正式に認定されている。

「健康にいいスナックを食べることが人生を満足させることの一つだと私は思っています。美味しく健康によい食べ物を楽しんで、身も心も元気になって欲しい。だから是非ライフスタイルの一部として食べてもらいたい」そう語る彼女は、商品の提案やアイディアを消費者からも幅広く募っている。