Stroopwafel

世界の食が集まるニューヨークには様々な国のお菓子がたくさん。そんなニューヨークで最近、ブルックリン発The Good Batchのオランダ菓子「ストルーフワッフル」がじわじわとファンを増やしている。

日本ではあまり聞かないこのストルーフワッフルとは皆さんご存知だろうか？

ストルーフワッフルとはオランダ語で｢シロップのワッフル｣という意味で、18世紀頃にオランダのゴーダで作られた。始めはパン屋が残り物を使って作った庶民的なお菓子だったが、後にゴーダワッフルとも呼ばれるようになり、次第に人気が出て今やオランダを代表するお菓子にまでなったのだ。

もともとオランダ人との交流の深かったオーナーのアンナ・ゴードンさんが研究を重ねて完成させたThe Good Batchのストルーフワッフルは、まさに本物の味。甘過ぎず、優しくて、しっとりと柔らかい。普通のフワフワとしたワッフルとは違って、薄い2枚のワッフルクッキーでキャラメルシロップをはさんで焼いたこのお菓子、キャラメルがいい感じに存在感を発揮していて、一度食べたら誰もがやみつきになる。クラシックの他に、ココア味もある。

暖かいコーヒーや紅茶の入ったカップの上に乗せて、キャラメルをあたためてから食べるのがオランダの伝統的な食べ方。アイスをのせて食べたり、もちろんそのまま食べてもとってもおいしい。

The Good Batchのストルーフワッフルはブルックリンのユニオンマーケットや、毎週土曜日にBrooklyn Fleaで手に入れる事ができる。スウィーツ好きには絶対に必見、甘いものが苦手な人にも食べやすいお菓子だ。

Text by Haruka Suzuki

カップの上で温めると、風味としっとり感が増す。

ストルーフワッフルは、クラッシックとココアの２種類。他にもクッキーなども展開中だ。