DANA’S　BAKERY

マカロンと言えばフランスを代表するお菓子。メレンゲに砂糖やアーモンドプードルなどを混ぜて焼き上げ、クリームやジャムなどを挟んで食べるお菓子だ。独特の食感や形の可愛らしさから、そのファンも多く、ここニューヨークでも多くの人に愛されている。しかし、今回紹介する「DANA'S　BAKERY」のマカロンはちょっと違う。フランスの伝統を忠実に守りながらも、アメリカならではの自由な発想でツイストを効かせたとってもユニークなマカロンだ。

それもそのはず、オーナーパティシエであるDana Loiaさんの前職はフォトエディター。Danaさんはフォトエディターとして成功は収めたものの、毎日の仕事に物足りなさを感じ悩んでいた。そんな時、自分が好きだったお菓子作りを思い出し、思い切って仕事を辞め、お菓子の業界に飛び込んだ。しかし「お菓子作りが好きだから」と言うだけでビジネスができるほどニューヨークは甘くない。洋菓子学校に入学し基礎から徹底的に学んだ。その甲斐もあり、さまざまな知識や技術を習得、優秀な成績で卒業した。その後、「デリケートで繊細なフランスのマカロンには、フレーバーが足りないのでは？」と感じるようになった。

お菓子作りの知識や技術だけでなく、フォトエディターとしてのセンスを活かした斬新なマカロンをどんどん開発していった。定番のフレーバーから期間限定商品まで「DANA'S BAKERY」にはさまざまなマカロンが顔を並べる。鮮やかな色使いの"Peanut Butter & Jelly"、甘さを控えてフルーティーな味わいを強調した"Birthday Cake"、中でもユニークなのが、クッキー生地を焼かずにそのまま食べる人がいることから生まれた"Cookie Dough（クッキー生地）"など、アメリカならではの発想だろう。

さらに季節やイベントに合わせた特製マカロンや、結婚パーティーなどにおすすめのマカロンタワーなど、バラエティー豊かなラインナップが揃っている。

「DANA'S BAKERY」の広告には「NOT YOUR ORDINARY MACARON（今までのマカロンとはちょっと違うよ）」の記載がある。フランスの伝統にニューヨークのテイストを効かせた「DANA'S BAKERY」のマカロン。ニューヨークならではの味をお試しあれ！