ウォーレン氏（談）：

1992年から1998年まで日本に留学していました。慶応大学で日本語を学び、ビジネス関連のコースも履修しました。父が体調を崩したのを理由にアメリカに帰国しニルヴァーナの経営を始めました。2002年７月、ビルのオーナーが依頼した建設会社によるビルのリフォーム施工ミスが原因で、キッチンの壁が突然壊れてしまいました。幸い早朝の事故でしたので、ケガ人はありませんでした。しかしその事故が原因でレストランを閉店することになりました

ニルヴァーナ（NY店）の閉店後、わたしは留学当初から考えていた事に挑戦することにしました。それは留学経験で得た日本文化・日本語などの知識、ニューヨークで幼少から学んだレストランビジネスのノウハウの全てを生かし、日本と関連したビジネスに携わることでした。そこでまず新たな経験を積む為、 ニューヨークのジェトロ （日本貿易振興機構）に1年ほど勤務しました。

そして2005年、「EN GROUP INTERNATIONAL LLC」という、日本-アメリカ間での会社設立に焦点をおくマーケティングとビジネス戦略コンサルティングの会社を立ち上げました。社名の「EN」は「ご縁」の縁で、私の大好きな言葉です。日本、アメリカで海外進出を目指す優良企業を探し、両国それぞれの文化を尊重した上での起業を支援するのがEN GROUPの使命です。

EN GROUP設立と同じ時期に三井不動産から、東京ミッドタウンにニューヨークのハイエンドレストランを招く仲介役という重要な依頼を受けました。そしてニューヨークで有名な高級レストラン、ユニオンスクエアカフェ（オーナー：ダニー・マイヤー氏）を東京ミッドタウンで開店することに成功しました。この時はまだニルヴァーナが東京ミッドタウンに誕生するとは夢にも思っていませんでした。

EN Group Internationalのロゴ

時差に関係なく日本との打ち合わせが途切れなく行われる